生活習慣病、禁煙、いびきなどでお困りの方はご相談ください

【診療時間】月火水金 10:00~14:00・15:30~18:30
【休診日】木曜・土曜午後・日曜・祝日

042-850-5027

【診療時間】10:00~14:00・15:30~18:30
【休診日】木曜・土曜午後・日曜・祝日

禁煙治療

禁煙対策を行っています

タバコの喫煙は様々ながん(肺がん、胃がん、食道がん、喉頭がんなど)や、COPD(慢性閉塞性肺疾患)だけでなく、狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症など様々な病気にかかりやすくなることが知られています。

また、忘れてはならないのがタバコを吸わない周りの人への影響です。受動喫煙により、同居する妻が肺がんになってしまったり、子どもや孫が喘息になってしまう事例が多くみられます。

タバコに含まれるニコチンを長期間吸ってしまうとニコチン依存状態となり、自分の意思の力だけで治すことが難しくなってしまいます。

そのため、当クリニックでは、投薬による治療を医師と二人三脚で取り組んでおります。一度禁煙治療を行ってみたがダメだった、一人ではうまくいきそうにないから一緒に取り組んで治療を行ってみたい、と思う方はお気軽にご相談ください。

禁煙治療は健康保険が適用できます(条件付き)

健康保険を適用した禁煙治療が2006年より行われております。計5回の診察で約2万円(3割)です。

禁煙治療を健康保険で行うには条件を満たす必要があります(下記参考)。該当しない場合は自費での治療となります。

健康保険適用による禁煙治療の条件

ニコチン依存性を診断するテスト(TDS)で5点以上
1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
(例)25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり、対象となります。
すぐに禁煙をしたいと考えていること
禁煙治療を受けることに文書により同意すること
過去1年以内に保険を使用した禁煙治療を受けていないこと

健康保険適用による禁煙治療スケジュール

禁煙治療のスケジュールは、12週間(約3ヶ月)の期間中に合計5回の診察を行う予定です。

5回の診察時は息に含まれる一酸化炭素の濃度を毎回測定します。禁煙を始めるとタバコの煙に含まれる有害物質の一酸化炭素の値が下がります。定期的に測定することで、この値が徐々に低下します。数値として目に見えることにより、禁煙治療が進んでいる、数値が良くなることで励みになる、次回の測定が楽しみになるという患者さんは少なくありません。

なかなか禁煙が達成されない場合でも、なぜタバコを吸ってしまうのかを一緒に考えることで1本でも本数が減り、最終的にゼロになるようサポートします。気軽にご相談ください。

ニコチン依存性診断テスト(TDS)

下記10項目で、該当するものにチェックを入れてください。5個以上当てはまる場合はニコチン依存症です。

  • 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  • 禁煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
    (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加)
  • 「④」で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  • 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  • 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  • タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かありましたか。

※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。